数年後に到達したいキャリアから考える目標設定

介護職がキャリアアップのために個人の目標設定を行うことは、とても大切です。
毎日、仕事を一生懸命にこなしていても、目標がなければ仕事にメリハリがつかず、自分のキャリアにも自信がもてません。
また、職場によっては、それぞれの介護職の方々に目標設定や目標の達成率などを報告してもらい、評価の参考にしたり、スキルアップのための研修に役立てたりする場合もあります。
目標設定を行うことの重要性として、現在の自分のキャリアを俯瞰して見ることができる点、仕事のモチベーションアップにつながる点、将来的なキャリアデザインが可能になる点が挙げられます。

現在のキャリアを俯瞰してみることで、今の自分は、何ができて何ができないのかを知ることができます。
自分に対する冷静な分析をして、不得手ではあるが、伸ばしたいキャリアを今後の課題として位置付けることもできます。
また、仕事のモチベーションは、漫然と働いていても上がることはありません。
目標を設定することで意識が変わり、スキルアップのために集中して実行へと進めるようになります。
さらに、目標を達成できると満足感も得られます。
人から言われて動くのではなく、自主的に動くことでモチベーションはどんどん上がっていきます。
その意欲が、将来の自分のなりたい姿への後押しをしてくれます。
数年後の自分の手に入れたいキャリアを目標設定し、そこから逆算して今何をすべきかが必然的に分かってきます。
目標設定を的確に設定していくことで、キャリアデザインも描いていけるのです。
この目標設定に迷う介護職は、充実したキャリアには目標設定が重要【介護士編】も読むことでヒントを得られるかもしれません。